厳しい研修は良いけれど方向性を誤ってはいけないよねという件について
今日は尊い命がまた1つ失われたというニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170808-00000152-mai-soci
このニュースで実際にどちらが悪いのかというのは、後々裁判などで決まるのだろうと思うけれど、本当に残念なことです。
ゆとり世代なんて言われる世代が出て来たなんていうことが騒がれて久しいですけど、それを根本から直してやろうなんて躍起になって様々な企業が研修に力を入れている。
研修を行うこと自体は間違いではないし、確かに社会を知らない若い人たちがこれから社会に出ていくにあたってどのような立ち居振る舞いをしていかないといけないのかというのを学ぶことはとても大切なことなんでしょう。
けれどそのことをいいことにやりたい放題をするのはいけないですよね。
どうしてその研修をするのか、何故行わなければいけなくて、どのようになるのがゴールなのかを明確にしていたにも関わらずそうなったのだとすれば、それは研修を行う側に問題があったと言われても仕方がないことですよね。
私が社会に出た頃というのは(会社自体がというのもあるのでしょうけれど)、ガッツリ体育会系で、仕事は見て覚えろくらいの勢いがありました。世間全体がそうであったということもあったかもしれませんし、私たちはその流れに必死に食らいついていくしかなかったというところもあります。
だからといって今の人たちにそれをするのはおかしいです。世間はもう昔のような体育会系を望んではいないわけですから、きちんとこれからの社会のあり方も含めて、それを担っていく人たちにどうしていこうかということを伝えていかないといけないわけですからね。
自分たちが教えられていないから教えられないというのは言い訳にはならないですし、出来ないのであれば、教えられるように私たちが変わらなければいけないということです。
企業や社会の都合で若い可能性を潰すようなことは避けていかないといけないですよね。
これからを担う人たちを時に優しく、時に厳しく指導していかないといけないのだと感じた今日この頃でした。
今日はAustin Mahoneの「Dirty Work」を聴きながらブログを書きました。