妄想男子

日々思うことを気ままに。

こんな時は飲むっきゃないと思ってもまだお昼なので自粛します。

大切な誰かを奪われた時の悲しみを知っていますか?

 

以前、付き合っていた男性に浮気をされたことがあった。

その時は説教してもう終わったものだと高を括っていた。

調子に乗っていたわけじゃない

もうこれで元の生活に戻れるものとばかり思っていた。

だけどね私が甘かったよ。

相手の女は諦めてなんかなかったんだ。

そして彼もその女に心を奪われたままだったんだ。

そこから終結までにどんなことがあったなんて

もう思い出したくもないけれど

とにかく修羅場だったってのは覚えてる。

終わりは呆気なくやってきて

私たちが元の生活に戻ることは無かった。

 

あれからもう何年も経った昨日

夕方に私の携帯が鳴った。

友だちからだった。

嗚咽混じりで何を言っているか分からなかった。

とりあえず家に呼んで

話を聞いた。

驚いた。

あの時の私と同じ状態だった。

全身から力が抜けるどころか

私は怒りの熱で震えが止まらなかった。

気付くと私も一緒に泣いていた。

 

彼女が泣きやむ頃。

もう外は明るくなっていた。

彼女にとって救いだったのは今日がお休みだったことだね。

彼女を寝かしつけて

コーヒーを飲みながら私は一人で考えていた。

それは思い出す彼のこと。

なにより腹立たしいのは相手の女だ。

友だちも同じ気持ちなのだろうが

今は何が何だか整理もつかず

居心地の悪さばかりが身体に纏わりついて

もう自分が壊れそうになっていたに違いない。

寝ている横顔を見ながら

なんでこんな子がこんな目に遭わなきゃならないのかと

なんだか釈然としない気分になっていた。

 

それから昔からの男友達に

私の体験を聞いてもらい

何がどう悪いのかを客観的に判断してもらった。

結局何が悪いんだい?と

彼はきっぱりと言った。

みんな悪い部分はある。

ただ全てのタイミングが悪すぎただけだ。

誰かを悪者にする前に

自分を悪者にしてしまう前に

このことはすっきり忘れて次の相手を見つけるべきだ。

は?

ちょっとまって?タイミング?

そんな言葉一つで片付けて気が済むと思うの?

私は思わず噛み付いてしまった。

それでも彼は冷静に話した。

じゃあ誰かを悪者にするのかい?

それで解決できるかな?

だけどそれでは憎しみしか生まないし

それではだれも成長しないよ。

大人になれ。

 

私は悔しかった。

自分が分かっていなかった。

いくら格好いい言葉を並べたって敵わない。

私が子どもだったんだ。

 

と私が反省をしたことを書いてみました。

まだ整理が付いていなくてモヤモヤするけれど

いつかこれが分かる時が来るのかもしれない。

そう願って。