妄想男子

日々思うことを気ままに。

トランプ米大統領による米大使館エルサレム移設について。TPP脱退よりも責任重大。

先日なんですがニュースを見ていてビックリしたことがあったので

今日はそのことを書いていこうと思います。

 

そのニュースというのがこちらです。

jp.sputniknews.com

 

トランプ大統領がアメリカ大使館を

イスラエルのテルアビブから

エルサレムへ移設するとした問題ですね。

 

イスラエルにあるエルサレムという街は

ユダヤ教イスラム教、キリスト教

という三つの宗教の聖地となっています。

主にはユダヤ人とパレスチナ人が

この土地を巡って争ってきました。

ある時にはその場所を半分にして

治めていたこともあります。

かなりレベルを下げて考えると

富士山は静岡のもの?山梨のもの?

ということに近いんでしょうか?

たぶんこれを聞くと大体の人は

そんなこと?みたいに思うんでしょうけど

当の本人たちは自分たちが信じている

宗教の聖地がなくなるかもしれないので

それはそれは本気で争います。

そのため、国連でさえエルサレム

イスラエルの首都とは認めていません。

それを決めるのは双方が話し合って

決めるべきだということなのかもしれません。

今でもイスラエルの首都はテルアビブ

というところに置かれています。

これらにならって各国の大使館も

テルアビブに置かれています。

それはそのことに首を突っ込まないように

しているからなのです。

過去のアメリカ大統領はこのようにして

たまに話しあった方がいいんじゃない?

と優しく声かけだけしてきました。

トランプ大統領だけは違ったということです。

もしも本当にアメリカが米大使館を

エルサレムに移設するとしたら

アメリカはエルサレムイスラエルのもの

として認めますと言っているようなものです。

隣に住んでいるパレスチナ人やその場所を

聖地として信じているアラブ人からすれば

どういうこと!?となるはずですね。

ついでに書いておくとアラブ系の民族は

冷静に話し合ってなんて悠長なことを

聞いてくれるような民族ではありません。

強気で、とても気性の荒い民族です。

今後もしも本当に移設をしたとしたら

アラブ系の国々の人たちや

過激派組織などは黙っていないでしょう。

というのが今回のニュースの問題なのです。

 

 

関連のニュースは以下の通りです。

www.tokyo-np.co.jp

jp.reuters.com

www.jiji.com

www.cnn.co.jp

 

日本は無宗教者が多いので

我関せずな人が多いのですが

日本ももちろん例外ではありません。

標的にされるかもしれません。

大きな争いが起きた時

その火の粉を振り払うのは難しいでしょう。

世界大戦級の事が起きるかもしれません。

また、いつ9.11同時多発テロのような事が

起きるともわかりません。

トランプ大統領はそれほどの発言を

実に軽々しくしてしまったのです。

早々に撤回していただきたいですが

当人はあまり気にしていない様子ですし

自国の利益のことしか考えないような人には

分からないことなのかもしれません。

そんな人が大統領になってしまったのですから

私たちは警戒しなければいけないと思います。

実行されれば人類歴史上もっとも愚かなこと

の一つに数えられることと思います。

歴史を勉強してその背景を理解していれば

決してこのような行為には至らないでしょうね。

 

 

もちろん世界の首脳たちは非難をしたり

否定的な意見を伝えてくれると

期待していますが、どうなることやら。

彼が耳をかすとは思えませんから。

みなさんも今後の動向には注視して

いただきたいとおもいます。