妄想男子

日々思うことを気ままに。

手を束ねて策無し

何故?

私は何か悪いことをした?

 

神様。

あなたの怒りに触れましたか?

 

なぜ私がこんなことに。

 

先ほどから緊張状態が続いている。

気を緩めることは許されない。

私は薬でも盛られたの?

全身を倦怠感と悪寒が包み込んでいる。

時折、私は眩暈に襲われ視界が遮られる。

 

私はもうどれくらいここにいるのだろう?

 

私には何もないのに。

私に何を求めているの?

欲しい情報なら差し上げます。

 

 

お願いだから。

 

お願い。

 

 

私を解放して。

 

そう嘆いても

誰が聞いているのだろう。

 

何かを要求されるわけでも

何かを強要されるわけでもない。

 

取り憑かれたように

ただ痛みを

同じ感覚で

同じ強さで

 

ただ痛みを与えるだけ。

 

これはよく訓練された拷問?

私が痛がるのを見て

そんなに嬉しい?

 

なぜ?

 

なぜこんなことをするの?

 

朦朧とする意識の中で

それは暗闇の中から

ゆっくりと姿を現す。

 

その正体は

 

 

 

腹痛!

 

そうなんです。

私、いまお腹痛すぎて

もうかれこれどれくらいって言うぐらい

トイレで悶絶しているんです!

あぁもうホント勘弁して!

お願いだから誰か助けて。

 

頑張ってスマホで気を散らそうとしてるんですけど

それでも限界ってもんがあるじゃないですか。

 

なんでそうなったのかって?

 

実はね。

昨日から予兆があったんですよ。

あっ、これやばいかなって。

あいつ来ちゃうかなって。

でも大丈夫って余裕かましてた私が悪いんです。

 

ええ白状しますよ。

私が悪いんです!

寒いのに冷たい玄米茶がぶ飲みしました。

薄着で余裕かましてました。

寝てる時もお腹出してました。

 

そう、私が悪いんです。

 

 

もうだめ。

もうお腹に力入らない。

 

 

こうなったら最後の手段を使うしかない。

これだけは使いたくなかった。

でもこうなったからには仕方がない。

いつまでもこうしてトイレに閉じこもっているわけにもいかない。

 

 

全ての精霊よ

我の声を聞き入れ

力を与えたまえ!

我が流派に伝わる最終奥義!

 

 

『ごめんなさい!!』

 

 

って謝っても治らないか。

ですよね。

あぁほっとレモン飲みたい。